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映画三昧 [今日の出来事]

12月に入り、映画の日に観たのを皮切りに映画三昧の日々を送っている。
今週は『42~世界を変えた男~』『母の身終い』『すべては君に逢えたから』の3作品を立て続けに観る。今年これで32本を劇場で鑑賞したことになる。なんか充実してるなぁー。

『42~世界を変えた男~』はどうしても観たくて公開最終日に慌てて観た映画。
(あと数本は観るつもりだけど)今期ベスト1かも。『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』『命をつなぐバイオリン』『クロワッサンで朝食を』も良かったけど、観賞後の清々しさと人間の繋がりを信じさせてくれる感動作。

4月15日にジャッキー・ロビンソンの偉業を讃えて大リーグの選手全員が「42」の背番号を付けることは知っていたけど、黒人のメジャーリーガー誕生の裏にこんなエピソードがあったとは。アメリカに黒人の大統領が誕生したのが2009年、およそ60年前の現状がこんなにヒドい状況だったのにも驚く。人種差別の罵詈雑言を浴びせられ、それでも仕返ししない勇気を持つことを諭された時、ロビンソンが「自分自身に負けたくない」という台詞が胸を打つ。先日亡くなった南アフリカの元大統領マンデラさんが獄中の支えにしたウイリアム・アーネスト・ヘンリーの詩の一説「私が我が運命の支配者 私が我が魂の指揮官」に通じる。この人だったからこそ、メジャーリーグで日本人が活躍できるようなったのだろうと思える。人間の尊厳とは何を考えさせられる。

そうそう、ハリソン・フォードが歴史を変えたもう一人の主役を見事に演じきっている。映画が終わるまで彼が出ているって気がつかなかったのでした。

『母の身終い』は、末期癌患者である母が安楽死(≠尊厳死)を選ぼ、それを見守ることになった息子の物語。
フランス人の個人主義は有名だけど、死に対してさえ個人主義的な判断がされるのにも、スイスでは合法であるのに驚く(個人的には悪いと思わないけど)。この映画を観ても癌は幸せな病気だという想い至る。忘れがちだけど、人間に平等なのは時間ではなく死。死を事前に予期し、最後の瞬間まで自分の意思で生きられるのはなんて贅沢な病気だろう。

『すべては君に逢えたから』は、『駅物語』を読んだ影響で観てみようと思った映画。
今年駅舎の保存復原が終わって東京駅は話題のスポット。駅にまつわるハートウォーミングな映画で、上記2作の緊張をほぐしてくれました。おとぎ話なんだけど、なんか泣けた。クリスマスだよねー。どこかライトアップを見に行こう。
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