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No.102 『イタリアの缶詰』 [今日の出来事]

昨日と打って変わって穏やかな日和。
溜まったストレスを解消すべく、今日もせっせと読書♪

購入したまま未読だった内田洋子の最後の1冊『イタリアの缶詰』を始業前に読了。

執筆が1997年前後ということもあり、内容としては『イタリアン・カップチーノをどうぞ―幸せが天から降ってくる国』と『ジーノの家』の間に当たるような本。家族を亡くして一人ぼっちで家族の土地を守るジーノ、インペリアの北斎、セストリ イヴァンテのピンナ、イタリア人の営みを通して、文化や習慣だけでなく、歴史や政治などが透けて見え、イタリア人の悲喜こもごも51編が綴られている。

マドンナや、ウィル・スミスなど海外セレブが大絶賛したと有名な「ウォシュレット」を探すイタリア人の話(雑誌掲載は1997年)が面白い。元々はTOTOがアメリカから輸入して国産化、1980年6月に「ウォシュレット」として発売され、「おしりだって洗ってほしい」のキャッチコピーのCMが話題になり、1998年に累計販売台数1,000万台になって日本では普及期に(Wikipediaより)。我が家もこの頃導入したけれど、この日本のアメージングな製品は一度使ったら外国人をも虜にするらしい。そういえば当初導入(使用)に懐疑的だった夫も今ではなくてはならないと言っている。

それにしても、イタリアの食事は読んでいるだけで、なんて食欲をそそられるんだろう。週末に1時間ぐらいで暖かい気候と音楽、紺碧の海と花々で英気を養えるイタリアの生活は、欧州危機後の困窮、変わらない生活基盤の不安定さを置いておいても、変わらないとしたらなんて豊かな人生だろう。

気に入った作家がいるとその著作はいくつも読む方だけど、内容に重複が多くなってきたし、内田洋子の著作は数冊を残し一旦打ち止め。イタリア式人生の楽しみ方は日々の生活のヒントにもなるけど(来夏はトマトサラダを試してみよう)、人々の生き様と思いをつづった最近の著作の方が好き(新作は期待してます!)。

そもそも最近イタリアもののエッセイを読む機会が多くて、須賀敦子の著作も何冊か楽しんでいたけど、うっかりイタリアの巨匠を忘れてた。
塩野七生。

代表作『ローマ人の物語』はもちろん知ってはいるけれど、なんとなく手が出せずにいる。今の私にはまだ敷居が高すぎるのだ。いつか読むためにと練習代わりに手に取った『想いの軌跡 1975-2012』が面白かったので、一貫したテーマで書かれた、しかも私の気持ちにマッチした『日本人へ 危機からの脱出篇』を読み進め中。

明日からはいよいよ忘年会シーズン突入。
外交的でない私にとって、1年に1回忘年会と称して旧交を温められるのは嫌いじゃないけど、行きたい宴会だけじゃないのも事実。このペースで読書が進められるかが心配。


イタリアの缶詰―おいしくて・たのしくて・にぎやか

イタリアの缶詰―おいしくて・たのしくて・にぎやか

  • 作者: 内田 洋子
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 1997/12
  • メディア: 単行本



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