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5年を超えて [今日の出来事]

5年前の今日、食道がんの手術をした。
こういうのって記念日って呼ぶ?(若干違和感)

昨日の検査結果はまだ分からないけど、内視鏡の最後には「きれいでしたよ」と言われたから、まぁ大丈夫だろう。食道がんはリンパ節への転移が早いから、再発の心配は5年区切りより前になるけど、一区切りついたと言えるんじゃないだろうか。

日中はほとんど振り返ることはなかったけど、今頃、いろんな思いが過る。

がんが見つかった時点で、内視鏡(つまり胃カメラ)での切除には適さない進行度で、治療方法をいくつか提示されたが、最終的に手術に選んだ。
手術をした国立がん研究センター(当時は国立がんセンター)のHPにもあるけど、当時の手術は開胸手術が一般的で、腹腔鏡手術(お腹に数カ所穴を開け手術用内視鏡でがんを切除)=低侵襲(患者の負担が少ない)は1割程度。私の場合は、腹腔鏡手術を提示されることもなかった。
がんになる要因は分かってないくせに、治療法の進化は目を見張るものがある。

がん、その後の手術で、身体的に失ったものは多い。
もちろん、がんが早期に見つかって、こうして生きているのは喜ばしい(?)けど、切除後のQOLは極めて低い。
個人差が大きいと言われるけど、開胸による身体的な痛み、食道切除に起因する問題は結構残っている。こういう人って1割ぐらいの割合らしい。つまり可哀相な人の一人?

確率論であって、他にも選択のしようはあった。
もちろん、だからって結果で、自分が選択したものに後悔しているわけではない。
けれど、何の因果か仕事で軟性、硬性(検査、手術用)の内視鏡に係わり合いを持つようになり、やたら低侵襲と言われると、(こんな言葉を覚えたってことも含めて)複雑な気持ちにはなるなぁ。

まとまりのない文章になってしまったけど、自分ががんになったことの意味を考えるのは、今日はこのぐらいにしよう。。。

明日もお仕事が私を待っている!
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