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オーロラウォッチングの3日間 9/22〜9/24 [今日の出来事]

「オーロラって冬しか観られないんじゃないの?」とほとんどの人から聞かれたほど、日本人にとってオーロラは冬の風物詩(もちろん日本で見られることは滅多にないけど)。

オーロラは、太陽から飛んできた電気を帯びた粒子(プラズマ)が、地球の大気にぶつかった時に発生する放電現象(まだ分かっていないことも多いらしいが)。
オーロラ帯での出現率は200日以上、観測地によってはほぼ毎日出現している(らしい)。

一方でオーロラは想像以上に弱い光なので、天気と空の明るさで出現したとしても観測できるか決まるので、オーロラは冬しか出ないではなく、冬が一番見やすいというのが正解。

実際白夜のせいで北欧のシーズンは真冬。
かなりの重装備で寒さ対策をしなければ、オーロラは鑑賞できないのが普通。

ところがカナダは、9月から紅葉と一緒にオーロラが観られる。
重装備じゃなくってオーロラが観られるなんて、これは行くっきゃない♪

ということで、「秋のオーロラとカナディアンロッキー」の旅に出ました。

しかし、このツアーはなかなかの弾丸ツアー。
オーロラを観るには夜しかないので当たり前なんだけど、時差を感じる暇もない強行軍。

初日は、成田→バンクーバー→カルガリー→イエローナイフとカナダ航空の3つのフライトを乗り継いで目的地イエローナイフへ。
バンクーバーでのトランジットで約7時間もあったこともあり、夕方日本を出発して現地に到着したのは日付をまたいで0時過ぎ。
遠かった、長かったぁ。

ホテルに到着後、直ぐにオーロラウォッチングの地"オーロラビレッジ"へ。
(すでに夜中ですよ、夜中)

永久凍土のガタガタ道を揺られて、到着したのは夜中2時過ぎ。
辺りは真っ暗だけど都会で見られない数の星が瞬いていて、お天気は上々。

こうして始まったオーロラウォッチングの3日間。


初日:9/22 (土)
オーロラビレッジによると、今日のオーロラレベルは3。
(オーロラが誰にでも見れて多少の動きも確認できる)

ウォッチング開始後すぐにオーロラは見え始めたんだけど、肝心のオーロラが「ぼんやりしたオーロラ(diffuse)」の状態。
星空には雲もなく絶好のオーロラ日和(?)なんだけど。

肉眼では、空に白っぽい薄いベールが被ったように見えるオーロラも写真で撮ると色鮮やか。
オーロラには色があり、大気中のどの物質とぶつかるかによって変わってくる。
プラズマ粒子と窒素の発光する赤と青が混ざったすその部分に表れるピンク色が見たい!

でも、肉眼でほとんど確認出来ないので、とにかくシャッターを切りまくり。
(ISO800、ISO1600とかで30秒なので、カシャカシャとはいかない)

カメラの設定、平行を保つこと(地面が凸凹なので3脚が平らにならない)、構図etc色々勉強不足が露呈したけど、なんとかまぁまぁの写真が撮れて初日として大満足♪

帰り時間ギリギリの深夜(早朝?)4時頃が一番良く見られました。

image-20120929010229.png


2日目:9/23 (日)
オーロラビレッジによると、今日のオーロラレベルは4。
(明るく鮮明なオーロラが見れ、動きあるオーロラが確認できる)

初日のオーロラウォッチングを終えてホテルに戻ったのは、朝方4時半過ぎ。
12時にはランチを取り、市内観光にGo。
Yellowknifeは本当に小さな街で、2時間でぐるっと一周り終了。
夕食を挟んで2日目のオーロラウォッチングは夜10時に出発。

昨日と同様満天の星空で、さらに湖面にはMoon River がお出迎え。
初日の反省を活かしカメラは三脚にセット済み、マニュアルフォーカスも調整済みで準備万端。
(暗闇でカメラの設定するのは本当に大変。LEDライト光らせるのもご迷惑だし。)

観測を始めてすぐ問題になったのは気温。
昨日は想像以上に暖かかったので油断したら、外に10分居るだけで、身体が芯から冷えてくる。
室内と屋外を行ったり来たりしていたら、ToToが「メッッチャ出てるで」と呼びに来た。

慌てて飛び出すと、空一面にオーロラが。
強い光で、初日と同じ設定だと写真はほとんど緑色に。
それだけ、強いレベルのオーロラを見ることが出来ました!
2日目も満足、満足。

image-20120929010333.png


3日目:9/24 (月)
オーロラビレッジによると、今日のオーロラレベルは1。
(見えない、またはオーロラが弱く肉眼で見える人と見えない人がいる)

昼間何もしてないと完全に寝てしまうので、午後はオプショナルツアーに参加。
散策するにはちょうど良かったけど、空は曇り空。
風がなくて、雲が動きそうもないのが心配。

悪い予感は的中、ビレッジに到着するとこれまでの2日間と違って全く星が見えない!
しかも昨日の反省を活かし、ボトムはヒートテックのレギンスの2枚重ねで完全防備したら、暑くてたまらない。。。

様子眺めをしていたら、雨まで降り出す始末。

しかし、ティーピー(イヌイットのテントの意)の中は、穏やかな雰囲気。
2日間観測出来ているのが大きい。
(添乗員さんが「これが初日でずっと続いたら、私この中に居られません」とつぶやく(^_^;)

空の様子は最後まで変わらず、何も見られず最終日は終了。

image-20120929010430.png


自然相手に2勝1敗は、なかなかの戦績。
でも、オーロラレベル5(最高:動きの活発なオーロラを見れ、オーロラ爆発も見ることができる)をこの目で確認出来なかったので、ToToとリタイア後にリベンジと誓い合ったのでした。

後日確認する、24日から連続3日間もオーロラを観測出来ない日が続いた模様。
オーロラウォッチングは長くて大抵3日だから、観測確率抜群にいいYellowknifeでも運次第。
逆に21日はオーロラレベル5だったそうで、自然相手は難しいものです。

リベンジするなら、何日間滞在すればいいのかな?

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