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映画「不都合な真実」と「それでもボクはやってない」 [今日の出来事]

今日は、いよいよ迫ってきた担当としているIRイベントに向けて準備を進めるつもりだった。
が、諸事業があり、とっとと会社を飛び出す。

ストレス発散が必要・・・・、今日が映画の日だということに気がつく。
で、2本観れそうだったので、「不都合な真実」と「それでもボクはやってない」の2連ちゃんを決行。

まずは「不都合な真実」。
アメリカの元副大統領アル・ゴアが長年取り組んでいる温暖化の諸問題について扱ったドキュメンタリー映画。
いろいろ話題になっていたので興味を持っていたけど、映画についてはちょっとがっかり。
扱っているテーマは重要なことだし、みんなが関心を持つべきだと思うけど、内容はエネルギーを世界1ガムノミし、京都議定書に批准していない意識の低いアメリカ向け?
映画で人々に訴えるten things to do(私にできる10の事)は、日本人に向けた啓蒙としてはレベルが低い。
それより、声高に叫ばずに行っている日本の数々の取り組み(それこそ、どこのトイレにも大抵貼ってある「水を大切にしましょう。」とか、クールビズで使用停止されているエレベータとか貼ってある標語とか)をゴアさんに教えてあげたほうがいいんじゃないかな?
日本の電化製品の優れた省エネルギー性とか取組みを紹介してくれたら、もっと深みが出たんじゃないかなぁ。
(ただねぇ、地球の夜の姿で日本列島が輪郭がくっきり分かるほど明るくなっている映像は知っていたとはいえ、改めて気になった。そういう意味では日本もまだまだだなぁ。)
だから、私は友人にこの映画を観ましょうとは勧めない。
といって、映画のテーマ、温暖化の深刻な影響について何も感じないということではないけど。
今やっている個人での出来ることはやるつもり。
なんか否定的なコメントになっちゃったけど、ゴアさんがこのテーマをずっと扱ってきたというのはアメリカの政治家の厚みみたいなことを感じた。
日本の政治家で、ゴアさんのようにきちんと政治家としてやるべきテーマを見つけて、真摯に取り組んでいる人っているんだろうか?
報道されないだけど、そういう政治家が日本にもいることを願う。。。

もう1本の「それでもボクはやってない」。
これは、今年観た映画の中で一番のお薦め。
興味があったら、いろんな人に観てほしいなぁって思う。
映画に求めるのはエンターティンメント性だけど、自分が知らなかったことを教えてくれるのも映画の醍醐味。そういう意味では私にとっては「不都合な真実」より「それでもボクはやってない」の方が断然上だった。
痴漢の冤罪事件を扱った映画だけど、社会性を扱っっていながら観る人を引き込む作りになっていて、ドキュメンタリーなんかより説得性を持って観ている人に訴えかけると思った。

満員電車に乗らざるを得ない女性にとって痴漢って他人事じゃない問題。
たぶん、あったことない女性なんていないんじゃないかな?
卑劣な行為だと思うし、その際は絶対許せない誰だか突き止めてやりたいって切実な思うけど、体験的に犯人を断定するのは至難の業だとも思う。
鏡を使ったり、携帯カメラで犯行を押さえてやろうとかしたこともあるけど、そもそも身動きも出来ない程のシチュエーションなのだ。
本当にこいつがやってるって証拠(その手を掴むとか)がないと、犯人は断定できない。
あの電車の状況じゃ、うしろに立っている男や真横にいる男じゃなくたって、残念ながら犯行が可能なのだ。
99.9%という有罪率が女性の証言によってのみ判断されるという現実を考えると、女性側の冷静な判断も求められると思う。
やってないという白を切る男には腹が立つけど、無罪の人が犯人にされてはいけないと思う。
だって、痴漢にあって犯人を断定できる確率よりも、私の大切な人が痴漢と間違われた場合に犯人にされる確率の方が気が遠くなるくらい高いと感じるから。

「疑わしきは罰せず」というのが無視されているという現実は空恐ろしい。
被害者側から見ればどうしてってあいつが犯人なのにってケースもあると思うけど、やっぱり確証がなければ罰せられてはならないと思う。
こんなにも理不尽な現実があるなんて、日本の司法制度に疑問を持たざるをえない。
裁判委員制度が始まるけど、人を裁くのって怖いと感じてしまった。


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